回転ドア関連

asahi,comにも特集ページが出来たり、連日報道される大ニュースになっているが、本当に痛ましい事故でしたね。しかも親の目の前ですから。
俺が働いていた店も自動回転ドアでした。森ビルほど大きくないけどたぶん3×4=12人乗り(?)のタイプ。
そう、やっぱり同じように挟まれる事故を見たことあります。ちょうど子供が駆け込んできたかなんかで、ころんで床とドアの間の1〜2センチほどの隙間に足を挟まれたんですがね。この場合センサーで停止したのですが、慣性で10センチほどドアが進む間に挟まれたというわけです。幸い大事には至らなかったみたいですが、確か救急車やら消防車やら(運良く向かいが消防署でした)来たような記憶があります。それ以外にも、普通に中でころんだり、緊急停止ということは何度もありましたね。回転ドアとして使用せずウィングをあけていたことも多くありました。
そして、この前久しぶりに帰ってみると、普通の自動ドアに(風除室付)改装されていました。

回転ドアのメリットといえば、

  • 室内の気密性が保てる
  • 強制的に人の流れ(流量・スピード・向き)をコントロールできる

といったところのようです。いろいろ探してみましたが、こういうページ(福祉と設備2001春:大型回転ドア特集)も参考になりますね。どっちかというと無理やりコントロールされてるようで俺は嫌いです。お年寄りとかなれない方にはかなり大変みたいで、横の普通の開き戸を通られる方も多くおられました。で、
気密性確保が売りの割には、外が強風の日は扉があおられるので使用できない、というおまけまでついてきます。なんか厄介者のイメージがあったので、最新鋭の六本木ヒルズ回転ドアというのにびっくりです。流量コントロールとかセキュリティの意味でもあったんでしょうかね。

確かに外国の商業施設では大型回転ドアもよく見られますが、そもそも外国では随所に小さな回転ドア(手動のやつね)が見られるように、利用する側にも慣れがあるわけで、やはり日本では安全上問題があるというところが正直なところじゃないでしょか。
。いっそのこと、回転ドアの利点を(省エネとか)生かしたいのなら、手動の回転ドアを横に一列にならべる、というほうが安全じゃなかろうかとも思います。ていうか自動ドアが中央に無い商業施設でも全然問題ないかと思うんですけど。皆さん回転ドア好きですか?

 でも自動ドアにも安全基準が無いとは知りませんでした。
普通のガラス製の自動ドアでも万一センサーの故障とかではさまれたら死にますよね・・・たぶん。

もちろん製造者責任とかあるんでしょうが、基準が無かったということはメーカー側も設置者も危険を危険として認識してなかったということで、本当に危険はどこにでもひそんでいるんだな、と。これによって何らかの基準が作られたりするんでしょう。
そう考えると家宅捜査は何のために?遺族の怒りの矛先を監督官庁からそらすため?まあいろいろ考えてしまいますが、あらゆる危険を想定してお客さまに接しなさい、ツウことでしょうね。アル意味自戒。

あと、お父さん、お母さん、店内では子供から目を離さないでくださいね。動く構造物がある近くでは手も。