六一〇ハップ

お連れさんの働く施設(デイサービス)で「疥癬」が発生したとかで、「六一〇ハップ」の大瓶1キロがうちに来た。なんでも「疥癬には六一〇ハップ」なんだとか。で、これが逸品だった。一応PETボトルになって、ご丁寧に隅にリサイクルマークまでついているが、昭和30年代感そのままのラベルには、厳めしくも、明らかに活版印刷だろ、というような一昔前の細身のそっけない明朝体で((活字フェチにはたまりません))


本品は、イオウ202.5g、生石灰67.5g、カゼイン0.12g、硫化カリ0.15gを常水729.73gに加熱溶解し常温の比重をボーメー約30度に濃縮し濾過したものです。1kg中のイオウの絶対量は160-195gを含む。
それにしても重量比20%が硫黄とは・・・ということで、銀細工とかにも(くすませる)使われている様子。さらには

「六十〇ハップ」を酸性の「酢」で中和すれば,イオウが沈殿してきます。量は,「六十〇ハップ」1:「酢」2程度にします。酢の比率を,これ以上増やすと硫化水素と思われる危険な気体の発生が増えるようです。また,沈殿物の粒子が小さくなり,イオウの回収が少し面倒になります。このおゆな理由があり,強い酸である塩酸などは,用いないでください。
※いずれにしても,少量の有毒気体が発生します。必ず窓を開けて,扇風機などで風を流しながら実験してください。また,どんな実験もそうですが,一人でしないでください。
いや、それは・・・

六一〇ハップ(公式ページなし)
http://www.arainodendo.com/akinai/610.html