どうしたいのか?

ちょっと気になる話題。
最近流行の「まちおこし」「中心市街地の活性化」、殆どうまくいってないんだとか。


1998年の中心市街地活性化法施行で、各市町村は基本計画を作って取り組んでおり、総務省は、2000年度までに計画を作成した20都道府県計121市町の中心市街地のその後を調べた。
 その結果、商店数、年間商品販売額、事業所数は90%以上の市町で減り、人口も69%で減少。アンケートでも59%の市町が「活性化していない」と答えるなど、空洞化に歯止めがかかっていないことが分かった。
はっきりいって、俺みたいに大規模小売業者、ていうかチェーンストア産業に従事しているものにとっては、「中心市街地の活性化」?なんもしてないじゃん、と思ってしまう訳で。歯止めどころか、年々小売業同士の競争は激化し、大型SCが大流行(もちろん中心はイオングループ率いるダイヤモンドシティ、後を追うのがチェルシーグループ、ってとこか)しているのが現実だ。
中心市街地の活性化、といっても、実験的なお店をちょっと作ったり、お祭りして一時的に人を呼んだり、といった程度で、「商店街」が「商店街」本来の力、そこで住んでいる人の生活をまかなう力を取り戻す、という点では(多分一番政治的にはこれが期待されてるんじゃないのか?)殆ど打つ手がないのが現状ではないだろうか。

「効果を挙げてない」となると、→補助金減らせ!という風に行くのか、もっと規制だ!という風に行くのか興味深い。実際にはいろんな産業が絡み合って、そこにいる人たちの社会生活があるんだからなあ・・・