新天町商店街の初売り
そんななか、キタムラカメラの中古コーナーでも覗こうかなとあるいていると、新天町商店街に人の波。
新天町、老舗の名店や昔からのブランド店が並んでいるのですが、自分には縁遠い店が多いので一瞬考えたんですがスルー。
毎年売り出して、その日のうちに売り切れるという話はニュースなどで知っていたのですが、こんなにとは。
並んでいるのも、結構お年を召したお客さんばかりかと思ってましたがそんなこともなく、結構幅広い人たちに愛されていることがわかります。確かに、商店街を歩いていても、お姉ちゃんの呼び込みから和菓子のお店まで色々で、バランスよく祖そろっているんですよね。(男性向けの店は本屋とCDショップくらいしかないんですが)
この新天町商店街、福岡を代表する商店街なのですが、珍しいのはその運営方法にあります。普通、商店街は自然発生的なもので、土地建物を個人所有する商店が連なっている、もしくは、商店毎にそれぞれの土地所有者から賃借している、というのが普通なのですが、ここは新天町商店街が土地建物を一括して所有し、各店舗は賃借しているという形になっています。*1
歴史的経緯からいうと、戦後の博多の老舗店舗の商店主などが「闇市経済」からの復興を目指して市有地を借り受けはじめた人工の商店街だから、というのがあるのですが、組合として強い活動がされているようです。
で、空き店舗が出たときも、商店街*2が新規出店者を募集し賃貸するという形をとっているんだとか。
今でも、テナントビルの様に、商店街全体での収益活動や販促に各店舗が共同して、強く取り組んでいる様です。こうしてみると、意思をもってひとつの方向性に向かっていく商店街であれば個店の力をこえた活動ができるんだけれどもねえ、そう改めて思うのです。