休み第2日目

実家の掃除を手伝い。
俺の実家のあたりは福岡市東部、30年ほど前に開発された新興住宅地なんだが、今はそこで住宅を買った親あたりの世代がごっそりと高齢化してしまい、新しい住民も入らない、新陳代謝が進んでいないため、市内でもかなり高齢化率が高い地域に今やなっている。もともと小高い山地を切り開いているので坂は多いし、住宅地内にあったスーパーマーケットや商店も次々となくなってしまい、公共交通機関であるバスまで高齢化の進行、通勤人口の減少とかいろいろあるんだろうねえ、ごっそりと減便になってしまった、正直けっこう不便な地域だ。
帰省するたびに、荒れてしまった公園とか閉店した商店跡とか、あとやたらと目に付く「入居者募集」の看板とかをみてさびしいなあ、と思っていたのだが、帰ってきた今見てもけっこうさびしいことにはかわりがない。正直、すんで子供を育てたりする環境としては暗いなあ・・・と思ってしまうのだ。
 この新興住宅地に隣接して、いまも住宅地が次々とできている。また周囲の田畑をつぶしてマンションが続々と建っており、いまや周辺はかなりにぎわっている。コンビニもファミレスも、中型の食品スーパーも立地している。こちらのほうは今ちょうど俺らくらいの世代が一番多く、実家のあたりの住宅地の30年前が起こっているような感じなんだろう。一方で空き家の目立つ隣の住宅地。このあたりを整理したらもっと効率の良い都市開発ができるんじゃない?とか思うんだけれども。

当時(昭和49年)の航空写真があった。今周囲がすべて住宅化していると考えると、30年間にずいぶん都市化が進んだものだ。こうして農地や森林が減っていって住宅地化していく状況、でも人口はおそらく増減がありつつ総計では大して変わっていないのでは?と思われ、これでいいのか?とか思わざるを得ないのだ。