昼の吉塚商店街

いい天気の一日、上着が要らないほど温かい。こういう日は外回りをしているとふと寄り道なんかしたくなるのが人情というもの、ということで吉塚まで来たついでに吉塚商店街へ。
吉塚商店街については以前夜の写真を載せたところだが(id:sa-50:20081002)、今回は昼下がり。ピークまでとは言わないが商店街が商店街として機能しているところが見れたりするんじゃなかろうか、期待が高まる。

博多からわずか一駅の吉塚駅、そこから博多方面に数分。都心から2キロと離れていないところにこんな商店街が残っていてお客さんが通ってくる、奇跡的ともいえないだろうか。

アーケードに吸い込まれていくように入っていくと、頭上からは黄色く焼けた波板からぼんやりと冬の日差しが差し込んでいる。通路はとにかく狭く、その向こうに店が続いている。さて、今は平成なんだろうか。

さすがに昼間だけあって多くの店が開いている。とはいえ、シャッターが下りたままの店というのも多いんだけれども。

アーケードの向こうにはまだ店が連なる。ほとんどが日用食料品、生鮮食料品の店なんだが、たしかに安い。そしてそこそこ人が歩いている。

衣料品店の跡にはピザやさん、開店したばかりらしく花がまだ飾ってあった。この反対側が小さなスーパーになっている。

ぐるっとまわってその先が第2ブロックだろうか、入り口がぽっかりと口をあけていた。もう何年選手なのか全くわからない。


さっきも述べたが、確かに値段が安いのだ、どの店も。つぎはぎだらけのアーケードからのあかりはあくまで優しい。そしてそこここで立ち話をする人たち。

ああ、商店街だなあ・・・そんな風景がここに。
確かに、すごくコミュニティ型というかそういう商店街のようだ。「いつも会話がある」ということでいわゆる商店街らしい商店街とは言えるだろう。しかし、このままあと何十年も・・・とも行かないであろう事も事実で(建物の老朽化とか後継者とか)、どうしたらいいのかなあ、とか考え込んでみたり。