相鉄ローゼン、ダイエー

ちょっと前のニュースだが。


相模鉄道系のスーパー、相鉄ローゼンは今2008年2月期業績予想を下方修正した。売上高は927億円(前期比横ばい)、営業利益6.5億円(同30.1%減)で前回予想より売上高8億円、営業益は2.5億円下回る。第3四半期までの業績が計画未達で、回復は厳しいと判断した。
 第3四半期(07年3〜11月)は売上高689億円(前年同期比0.4%減)、営業利益4.3億円(同30.8%減)、最終赤字2.9億円と減収減益だった。地元の神奈川県でスーパーの競争が厳しく、既存店売り上げが第3四半期まで前年同期比1.5%減と苦戦した。9月開業した鶴ヶ峰店も客単価が伸びず計画未達だった。衣料・雑貨を中心とした専門店事業も伸び悩んだ。不採算店を対象に減損特損を4.9億円を計上したため、最終赤字に終わった。
 通期下方修正するのは、売り上げの回復が見込めないうえ、昨年10月に時間外勤務についての是正勧告を受けたことに伴い、8〜11月分の未払い残業代5700万円を経費計上することも影響する。修正予想は売り上げ面は保守的に計画しており、「四季報速報」でも修正数字を踏襲する。なお、人件費については、第4四半期も1000万円程度の増加になる見通しだが、パート活用を含めた要員配置見直しを急ぎ、今後のコスト増を抑制する方針だ。
 来09年2月期も売り上げの低迷を経費削減でカバーする構図が続きそうだ。新店は計画しておらず減収となりそう。だが、「四季報速報」は新店や改装の一時費用減や広告費抑制で営業益微増は確保すると予想している。
【並木 厚憲記者】
東洋経済・最新業績予想》 (百万円)   

売上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
連本2007.02 92,624 930 712 237 8.3 5
連本2008.02予 92,700 650 480 ▲220 ▲7.7 5
連本2009.02予 91,800 700 550 220 7.7 5
単本2007.02  91,163 797 605 195 6.8 5
単本2008.02予 91,400 570 410 ▲230 ▲8.0 5

新店をほとんど出さないのに特に売上については厳しいんじゃないかなあ、とか正直思うのだが。

ちょっと前だが先週の日曜日、帰りがけにちょっと寄ってみた。友人の車から落としてもらったのは小田急湘南台駅前。整備された街の駅前から伸びる大通りの片側、マンションの1階が商店街になっていて、相鉄ローゼン湘南台店が入店している。

角はジーンズメイト路面店ジーンズメイトってあんまり見ないが。
駅前の大通りだが、そんなに人通りが多いわけでもない。車が主なんだろうな、駅からそんなに遠いわけではないのだが。


日曜日の夜8時前でもうラッシュは過ぎ去った時刻、生鮮売り場は品切ればかりで閑散としていた。この時間にもりもり盛られていてもこまるのだが、いやほんとうに基礎野菜がそろってありませんな。人員配置をこの時間はもうかなり絞ってあるのか?
なんだか全体的に一昔前の昭和のスーパーマーケット、という感じ。2層店舗で2階は小さめの百円ショップと、これまた昭和の香り漂う衣料品・日用品売り場になっていて大変よろしい。衣料品はインナー中心、八社会のPB中心ながらアウターまで薄くとりあつかっている。確かに雰囲気は昔そのままだが、こういう店がないと結構不便なもんで、一定の売上があるのだろう。とにかくコンパクトなので、価格訴求などでプライスラインと品数を絞ってやればいけるような気がするのだが。
ちなみにエスカレーターは上り一本だけでこれがまた(´・ω・`)ナツカシス

相鉄ローゼンにははじめていったのだが、やはり駅立地で収益をあげているということだろうか。そう考えると電鉄系のスーパー共通の問題点だが、やっぱり専業でないので体力、というか開発力やなにか「儲けるぞ」という希薄にどうも乏しい、田舎のおばあちゃんみたいな感じがするのだ。もちろん一店舗しかみてないのであまりに極論なんだけれども。これから電鉄系のスーパーは大きな岐路に立つような気がする。