夏のような陽気の一日

昨日の強い雷雨の影響か、すっきりと日差しの強い一日です.昼前に、強い風におびえながら首都高C2を板橋から回り、船橋までやってきました.昼過ぎの国道から倉庫街を抜けていった公園、ひっそりとした周囲とはまるで違って屋台が並び、駐車場には車が溢れるほどです.バス乗り場には長蛇の列ができ、駅への臨時バスが次々と出てゆきます.どうせほとんど人もいないだろうと思っていたので意外でした、三番瀬海浜公園.

そうか、潮干狩りのシーズンだったのですね.三番瀬東京湾最深部に広がる干潟だそうです.ただ、干潟、といっても沿岸はほとんど埋立地で高い岸壁になっていたり全面立ち入り禁止の私有地だったりで、海岸から遠浅の海まで降りていける場所はほとんどなく見た目には干潟といった感じはしないのですが、確かに沖のほうまできらきらとところどころ黒い底が露出しています.で、この公園がほとんど唯一の干潟に下りることができるような公園になっており、シーズンには潮干狩りも実施されているようです

海岸に下りてゆくと囲われた有料の潮干狩場があるのですが、どうやら今日は潮の関係で午後の早い時間までになっていたようです.だからあんなに帰る人が多かったのか.潮干狩場には人気はなく、バーベキューをしていたり海岸で遊んだり、のどかな風景が広がっていました.家族連れ、犬の散歩、走る子ども.気が遠くなりそうな風景です.

潮干狩り、とは行かないまでも足でごそごそっと砂浜をあさってみました

15分ほどで二つかみほどの貝が採れました.黒っぽいのはあさり、白っぽいのはシオフキでしょうかね.家までペットボトルに入れて塩をはかせながら帰ったのですが、よく砂がとれていたのでシオフキではなくてハマグリ・・・だったらいいなあ。
とりあえず小さいので味噌汁に入れてみたのですが、大変美味でした.潮干狩りもまたいいものです.




子どもが走り回っています.足元には小魚がすいすいと泳ぎ、都心からわずかな距離とは思えません.西日は強く水面を照らし、ボカノゥスキーの「海辺にて」を思い出すような、幻のような景色が広がります.こんな小さな自然がいつまでも残っているように、願わざるを得ません.

OMRさんの上記ページに、三番瀬(すこし東京寄りですが)についてのページがあります.こう見ると、周囲がいかに変わってきたかというのは驚くほどで、そういえば東西線もできたときは野原の中を走っていたと聞いたなあ、とも思い出すのです.