イオン、ダイエー、丸紅・・


イオンとダイエーの資本・業務提携交渉が最終合意した。両社は9日にも役員会を開き、イオンがダイエー筆頭株主である丸紅からダイエー株15%(議決権ベース)を、ダイエーからマルエツ株の約20%(同)を取得することを決め、発表する。イオンは役員をダイエーに副社長級として派遣する。両社の連結売上高を合算すると6兆円となり、国内最大の流通グループが生まれる。
 イオン・ダイエー連合の誕生で小売業はセブン―イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスとの二強体制が鮮明になる。今後、2つの陣営を軸に業界再編が加速しそうだ。 (07:00)
まあ、速報ということですが、「提携」という言い方をしていますが、イオンがダイエーマルエツの株主になる、とただそういう状況な訳で、たしかに卸等に対する圧力は高まるだろうなあ、と思うのです.ダイエーへの出資比率15%、マルエツへの出資比率20%ということですが、同じくゆるやかなイオングループを形成している首都圏の食品スーパー、いなげやへの出資比率が約15%ですからそれよりも高く、徐々に影響力を高めていこうということになるんでしょうかね.グループ企業に組み込んで考えるのか、しばらく経営に対する負荷のほうが大きいであろう一定の間は別に考えるのか、注目されるところではあります.