初売りいろいろ

今年は百貨店は総じて好調だったみたいですね.


大手百貨店が4日まとめた「初売り」状況によると、過去最高の売上高を記録する店舗が相次いだ。伊勢丹が直営の7店舗すべてで最高となったほか、ミレニアムリテイリングでは西武百貨店池袋本店(東京・豊島)やそごう横浜店(横浜市)などの主力店が軒並み記録を塗り替えた。
 伊勢丹は新宿本店(東京・新宿)の2日の売上高が前年比7%増の約27億円と4年連続で過去最高を更新。昨年3月に改装した浦和店(さいたま市)が25%増となるなど支店も好調だった。(07:00)
総じて好調といいますが、実際はまだら模様で「時間を使って遊びに来る」ところに客が集中したようです.古くて小さな駅前GMSや古くからの商店街では苦戦したところも多かったようです.正月の時間の消費の仕方というのが変わってきた、そういってしまうと簡単ですが、ほんの何社かの大手の小売業者の影響で後ろにいろんなものがあるはずの生活様式が変わってしまう、というのはなんだかなあ.

(略)
イオン高知の入り口は元日の開店前から客が鈴なり。お目当ては1万8000個用意した福袋や1000人限定の福引などで、元日としては昨年より1万人多く、6年前の開店以来、過去最多の客が初売りに押し寄せた。バーゲンが始まった2日はさらに客足が増し、駐車場は開店後30分で満杯。迷子もいつもの倍の40人余りに上り、担当者は「婦人服やゲーム機などが人気。売り上げは昨年より7%アップの見込み。三が日で約18万5000人の人出を見込んでます」。家族連れの男性は「子どもの満足度で決めると、お正月は大きいおもちゃ屋があるイオンに、となる」と話す。
 一方、同市帯屋町1丁目の高知大丸は2日が初売り。開店前には昨年並みの約2000人の列ができたが、福袋は開店直後にほぼ完売する子ども服店もあれば、売れ残す店もあり、担当者は「売り上げは平年並みだが、来店客は若干下回った」。
 また、同市旭町3丁目の高知サティは元日は昨年以上の1万人が来店したが、2日は例年よりやや少なめ。同市朝倉東町のフジグラン高知も「福袋は売り出しの出だしで伸びなかった。食料品はまずまずだったが、衣料品で苦戦した」という。
 高知市の帯屋町アーケード街では2日、恒例の獅子舞や書き初めで新春ムードを高めたが、天候のせいもあってか人波は例年以下。洋品店経営者は「人出は去年より3割ぐらい減った感じ。景気の悪さもあるろうけど、大型店ができて、新年のお客も減る傾向」と歯止めがかからない“地盤沈下”にため息をついた。

正月も食品スーパーを中心に店があいている、という風景も一般的になってきましたが、あれも「誰かが働かないといけないのか?」という意味で非常に疑問に思っています.元日のお客さんって本当に少ないし、売り場も年末までの乱れとかが残っていて結構けだるい雰囲気のところばかりだったように思います.