三の酉

仕事は9時過ぎに終わったのですが、帰りに途中の門前仲町で途中下車して深川は富岡八幡宮へ.今日は三の酉がたつ日なのでした.

もう夜も遅い時刻、普段なら飲み屋あたりがにぎわっているばかりの門前仲町ですが、今日は神社に向かう人、帰る人でにぎわっています.入ってみると夜店もまだ二重三重の人の波が取り囲み、そこここで手締めの音が聞こえます.

商売繁盛、というとまず博多の「十日恵比寿」、あとに西宮恵比寿が頭に浮かぶのですが、東京ではこの「酉の市」になります.毎月「酉の日」ということで開催日がずれるというのも最初驚きましたが、ようやく慣れてきました.テレビなんかで熊手を買って帰る人の姿はよく放映されますが、今でも地元の人には絶大な信仰を誇っているようですし、特に自営業とかの人だと必ず行く、というくらい関東ではメジャーな年中行事になっています.お参りして商売繁盛を祈願し、お店の人と交渉して熊手を買って帰る、熊手が笹になったり招き猫になったり達磨になったりするだけの違いでしかないのかもしれませんが、その街で暮らしていく中での願いが詰まった場でもあるのでした.遠くから見ると白熱灯で煌煌と照らし出された境内が闇に浮かぶようで、熱気が伝わってきます.

 とりあえず、最近いろんなことが立て続けでおこるのでお参りをしてきました.一応商売人、ということになってますしね.

実はカメラを忘れ、携帯のバッテリーも切れてしまったので写真がありません.3年前の浅草の写真でノシ

夜店も地方ですこしづつちがいますが、こんな夜店ははじめてみました.商売をしているお父さんがお土産に買って行くのでしょうか.手をつれられて子供が来るんでしょうか.ほのかな白熱灯の明かりに照らされた店先は、プラスチックの玩具はあくまでしろく、ぼんやりとなにか郷愁のかなたに誘うのです。