東京タワーに秋の風

sa-502005-10-12

こう忙しいとblogに書くネタも尽きてこようというもの、こまめにニュースサイトでも拾えばいいんだろうけどそんな暇も無いし.とりあえず先月の残業時間を足して見たらもう一歩で200時間・・・っておい.という訳で生きてます.みなさん、ご無沙汰しています.
外に出るとすっかり深夜、車も少なくなり居酒屋からはよっぱらったオッサンではなくてバイト上がりの若者の声が聞こえる時間、会社からの角をいくつか曲がると、急に視界が広がって目の前には東京タワーが広がる.その前は増上寺の黒々した森、秋の風が木々を揺らし、ざざっと大きな音がする.隣にはプリンスホテルが起死回生の一発大逆転を狙ってだかなんだか分からないがぶちたてた「芝公園パークタワー」があるんだが、これがまたかわいそうなくらいに電気がついていない.この時間になって、電気がついているのが一割に満たないのはやっぱり夜遅くてみんな寝ているから・・・とはとても思えず、夕方見てもこんなもんのようだ.堤氏は表舞台に出てこないが、お元気だろうか.そもそもこんなんじゃ大丈夫とは思えないぞ、プリンスホテル
ともあれ、巨大なタワーホテルも東京タワーを引き立てるための借景に過ぎない.六本木の某森ビルのように無駄にきらびやかでもなく、かといって山間に黒々とそびえる巨大な22万V高圧鉄塔でもない、人のにおいのする町がそこにあるような気がする.
 そういや、リリー・フランキー氏の「東京タワー」、相変わらず売れ続けているようで、ざっと本屋で最初のほうを立ち読みして見たんだが結構面白げだった.その後買えばいいのだが、ハードカバーは場所をとるしなあとか考えるとまだ買ってない.こうやって機会というのを逸してしまうのかもしれないなあ、ふと大きくそびえる東京タワーを見ながらふと考えた.
やっぱり地方出身の俺としては一番東京らしい風景って東京タワーなんだろうな.当たり前だが妙に古びているあたり、もう修学旅行生でもこないんじゃないかな、つうくらいの微妙さがまたいいんだが.

帰ったらポストに大学のときの友達の「退職しました」という手紙が入っていた.