山笠があるけん博多たい

・・・表題の台詞は、福岡地区でずっと流れていたお菓子のコマーシャルに出ていた台詞.確か「欧州」の、そのままずばり「銘菓 博多山笠」じゃなかったでしょうかね.東京地方でいうと「うまい、うますぎる。十万石饅頭」(東京じゃないけど)の様な超ロングランコマーシャルで、もちろん元は映写フィルムだったらしく埃や傷が入りまくってたやつだったんですけどね。そういえばこのコマーシャル、いつのまにか見なくなったと思ったら「欧州」、倒産してたんですね.食べたことないけど、なんか残念.

どこの地方にも子供のころから延々と流れている超ロングランCMって大体あるんですけど、なぜかお菓子が多いですよね.なぜだろう.福岡でいうと東雲堂の二○加(にわか)煎餅、大原松露饅頭、湖月堂の栗饅頭・・・その辺かしら.なんか変わってほしくない、と思うのはやっぱり故郷は遠くにありて想うものかな、といったところなんでしょうかね.


博多祇園山笠のフィナーレ「追い山」を前に、舁(か)き山笠が本番向けにリハーサルをする「追い山ならし」が十二日あり、水法被の男たちが博多の街を駆け抜けた。
 午後三時五十九分、太鼓の合図で今年の一番山笠・千代流が櫛田神社前の「山留め」から猛スピードで「櫛田入り」。清道で、一番山笠だけに許された「博多祝い唄」を歌い上げると再び街中へ駆け出した。
 五分おき(最初だけ六分)に各流が次々とスタートし、沿道では住民から勢い水をかけられ、男たちは博多区奈良屋町のゴール地点「廻り止め」まで本番さながらに全力疾走した。全コースのタイムでは五番山笠の東流が二十五分四十六秒でトップだった。
博多山笠が終わると夏がやってくる、とは言ったものですが、そう考えるともうそろそろ梅雨明けのはずなんですけどね.
それにしてもいまだに東京の「神輿」にはなじめません.同じ担ぐのでもこうも違うんですね.神田祭も見に行きましたけど一帯何をしているのかいまいちわからなかったりするわけで、そうはいっても俺も特に博多の人ではないので全然関係ないわけなんですが、やっぱりテレビとかでそう見て育った力って偉大だなあとか思うんです.
京都ではこの時期祇園祭、あれもなんか人が多かった記憶しかないんですが、ふいんきは好きでした.祭りの持つ雰囲気って、町のもつそれなのかもしれません.