大京、機構入り?

本当に書くネタもないので、ボーっと考えていたことをつらつらと。
ココに来て急速にUFJ再生の動きがあわただしくなった。今回のターゲットは大京


UFJ銀行などはマンション分譲最大手の大京の再建で28日にも産業再生機構に支援申請する方針を固め、不良債権処理がさらに前進する。UFJ銀が再建策をまとめたのは双日ホールディングス、アプラスなどに続き5社目。これらにより、UFJグループの不良債権は2005年3月末までに総額の約4割に相当する1兆7000億円程度減少する。
ふーん、大京ってライオンズマンションやってるとこなのね。
おお、と思って新聞など読んでいたのだが、その後大京こんなリリースを発表した。あくまで自主再建を目指しているということだが、さあ、真相はどっちだ?一夜明けたが新聞の論調は相変わらずあたかも決定事項、不良債権問題解決みたいな口ぶりで、水面下ではほぼ合意ということになったんだろうか。
実際なんか報道とかで推測する限りだが、大京側も思いきり徹底抗戦という雰囲気でもなさそうだ。やっぱりコア部門で十分収益が取れてるところは強いな、カネボウとかとえらい違いで、ダイエーが徹底抗戦しているのもコア事業の見通しが不透明であることの表れなんだろうなあ。
対する銀行、政府も躍起になっている。

 「産業再生機構側が体制を整えて迅速に進めれば(資産査定の時間は)確保できるのではないか」――。金子一義産業再生担当相は十七日の閣議後の記者会見で、再生機構が民間スポンサーと並行してダイエーの資産査定に着手できることを評価した。再生機構はこれまでダイエーの支援要請の期限は九月中旬ごろとみていたが、資産査定の先行実施で、期限は一、二カ月後にずれることになる。
いやもはや、結局予定調和一直線の郵政民営化よりも面白くて、プロ野球問題の次くらいに興味を引かれているんだが。
まず銀行側、特にUFJ金融庁からきゅうきゅう詰められてる上に、東京三菱との統合で強烈なリストラを強いられるんだから、今のうちに手柄を立てて目立っておこうということだろうなあ。で、産業再生機構としてはもともとダイエーのために作られたようなもんだからぜひともやって存在意義を表したいところ、金融庁は・・・この人意地になってるし。対するこの人も結局自官庁の覇権に乗せられているだけ、じゃあないかなあ・・・とか思わずにはいられない。
これに対してダイエー側の「一応当初計画は達成してるわけだし、なんで再生機構なんだよ」つう意見もまあわからんではないが、これまた

金融庁が今月末から大手行対象の特別検査に着手することもダイエー問題に影を落としている。同庁幹部は「再生機構を使わないなら、ダイエーの再建計画の甘さを検査でチェックすることになる」と断言。主力行は「自分の身を守るためにも、ダイエーには再生機構活用を受け入れてもらわざるをえない」(首脳)
つうこと、産業再生法の支援を受けており、各種税金減免などの恩恵を受けているだけに、ちょっと分が悪いんじゃないかなあ、というのが俺の感想。

どういう形で決着してもいいと思うんだけどね、blogとかでもいろんな意見が飛び交っているが事実関係だけ整理するとこんな風になるんじゃないかな。とりあえず、その地域それぞれにとって一番望ましい解決法を望む次第。