スクールオブロック

時間があるので、すごい久しぶりに平日の映画館へ行く。といっても繁華街まで出るのがめんどっちいので、近くのサティの中に入っているシネコンだが、さすがに平日は人はいなかった。サティ自体はいつもの夕方らしく人であふれ、周辺は自転車と自動車でごった返す。
映画自体は、まあみんな結構絶賛しているし見に行ったのだが、思ったほど派手な映画ではなかった。ちょっと夢破れかけた駄目ロッカーが、もぐりこんだ名門小学校で生徒に無理やりバンドを組ませて・・・音楽がらみといえば"ブルースブラザーズ"くらい派手なのを想像していたのでちょっと拍子抜け、全編音楽という感じでもない。すごい山場があるわけでもなく、派手でもなく、なんかBJはこっぱずかしいし、でも面白いのはやっぱりロックの力でしょう。俺はあんまりロックは聴かなかったのだが、それでもちょっと懐かしい。勧めてくれた先輩はこの映画ではじめてあの曲が「移民の歌」だと知ったそうな。


どうやら主演のジャック・ブラックが、
ジミー・ペイジ様、お願いです。ロバート・プラント様、お願いです。どうかあなた達の曲を使わせてください!『移民の歌』を映画で使わせてください。重要なんです!」
と、カメラに向かって懇願したビデオテープを、ジミー・ペイジツェッペリンのギタリスト)に送ってOKを貰ったらしい
うーん、いい話だ。
帰り、映画館を出る途中、前を歩くお兄さんの手が「移民の歌」のイントロのコードを押さえていた。うんうん。

 ちなみにみんな考えることは同じ様で・・・、ちょっと音楽のニュアンスは違うけどね。