オネアミスの翼

少し古いが、朝鮮民主主義人民共和国は「人工衛星」を「打ち上げた」と宣伝し、中国は「国家の威信をかけて」有人人工衛星を打ち上げ、日本は国防と経済を託したロケットH2Aの打ち上げに失敗した。モーニングでの「プラテネス」がアニメ化され(見たことないけど)、軌道エレベータをあつかった「まっすぐ天へ」の連載が始まった。なんか周りが宇宙づいているな。

夕方、久しぶりに「オネアミスの翼」借りてきて見る。アニメ俺見ないんだけど、やっぱりこれは泣ける。大学のとき見て泣けたがやっぱり今見ても泣けた。森本レオにも泣けるし、明らかに現実世界でせっせとアメリカがロケットを作っていた頃(の日本)の時代背景に重なっているあたりにも泣ける。町の広告塔はネオン管、路面電車はビューゲル集電、ロケットの設計はタイガー計算機、実際の駆動計算はリレー計算機にカウントダウンデバイスニキシー管・・・いやこの辺は関係ないな。とにかく、いろんな人間の見込みを乗せて世の中は進んでいて、その「見込」が「夢」だったり「打算」だったりするわけだ。実際に今でも「宇宙に金をつかえ」という人もあればそうでない人もあるだろう。中国の「神舟」は日本のODA資金で飛んでいるといえなくもない。昔にもどれと言う人もいるが、そんなことはできはしない。ただ前に進むしか道はないのだ。俺に何が見える?

興行的には失敗したらしい。俺が好きなのってそんなんばっかし。とほほほ。

ガイナックスのHPより:http://www.gainax.co.jp/anime/honeamis.html
http://www.urban.ne.jp/home/ubik/cinema/cinema100.html