高齢者疑似体験の新版?

 当社では、9月の高齢者月間に際し、ダイエー金沢八景店で展開しております介護ショップ「エンジョイくらぶ」による「敬老の日イベント」を開催いたしますので、お知らせいたします。  金沢八景店は高齢者の方の居住率が高い地域であることから、介護用品の販売や介護相談にお応えする介護ショップ「エンジョイくらぶ」を今年4月25日より展開しています。 今回の企画は、「エンジョイくらぶ」会員へのサービスの一環として実施するとともに、地域のみなさまへ介護情報を発信し、介護に対する理解を深めていただこうとするものです。  福祉車・電動介護カーの試乗会や介護相談&健康相談、地元の介護施設の活動資金のためのチャリティ即売会、また仮想空間の中で痴呆高齢者に多い"徘徊"が体験できる「痴呆高齢者疑似体験」等を実施いたします

・・・「高齢者疑似体験」ならずいぶん見るようになってきました.手足にウェイトをつけ、関節の動きを制限し、さらに濃黄色のメガネをかけて運動能力・五感を老人に近づけるってやつ.しかし「痴呆高齢者疑似体験」って何なんでしょ.

 この「痴呆高齢者疑似体験」プログラムは、社団法人長寿社会文化協会が日本財団から助成金を受け研究開発したもので、システム開発については東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学の板生清教授のご指導のもと2名の大学院生が担当しました。ヘッドマウントディスプレイを装着し、今回はトイレ探しというテーマで痴呆高齢者に多い「徘徊」を体験していただきます。
ヘッドマウントディスプレイを装着することで仮想空間の中へ入り込んだ感覚が得られ、よりリアルな仮想空間の中で痴呆高齢者の行動形態を疑似体験することができます。
 このプログラムを体験することで痴呆高齢者に対する理解を深めていただき、今後の介護等の対応に役立てていただこうとするものです。

いったいなにやってんだか東大院.でも楽しそうだな.SAが大学生の時なんて、仮想空間を造るのにPowerMacの90MHz+17インチディスプレイ+VRLソフトで精一杯だったんだけどな.
ほんの10年前にもならないのにずいぶんすすんだものです.まだ「二足歩行のロボットなんて夢のまた夢」だった時代の頃ですが、
ただそれがどう「痴呆」に結びつくのか、また痴呆を疑似体験してどうすんだろ.いろいろ興味をそそられるところです.単にトリップしてるような感覚なのか、迷路に迷い込んで何かを探している感覚なのか、外部刺激との関連はどの程度なのか、個人の過去の記憶に依存しているのか、どうなんでしょね.
知り合いで痴呆のデイケアで働いてる娘がいるんですが、面白いんですよね.その話.
一人ずつボケ方がばらばらで、会話できる人、出来ない人、かみ合わない人.うちのばあちゃんはよく夜中に厳格見てたなあ、とか.
 
やっぱり一番大変なのは介護するほうですよね.そう考えたら「介護の疑似体験」のほうがいいんじゃなかろうか?