大野城市に行ってみた

福岡市の南には小さな市がいくつか密集している。最近の「平成の大合併」でも那珂川町春日市大野城市太宰府市筑紫野市、と変わらずそのままで、正直自分でもどこがどこだかわかっていない。歴史のある地ではあるが、表面的には「福岡都市圏、ベッドタウン」という捉え方をしてしまう。という訳で、そんなあたりの駅には降りる機会というのはそうない訳で、出張のついでに立ち寄ってみた。いや駅前の商店街とかスーパーを見てみたかっただけなんだけれども。

大野城市は福岡市博多区春日市の南に位置する福岡都市圏のベッドタウンで南北に細長い市だ。

あ、著名人・・・外山 恒一氏ってここの出だったのね。

下大利駅前商店街めぐり

二日市はよくいっているがその手前のJR水城、西鉄大利あたりはまず降りないのでとりあえず降りてみる。福岡からマンションが林立する中を走っているうちにだんだん家が低くなり、古めの一軒家が多くなってきたあたりで下大利だ。たまに遠くのほうに田んぼが見えてくる、二日市まで行かない古いベッドタウンの端っこといったところだろうか。
西鉄の普通電車を降りると猛烈な熱気が襲ってきた。ホームから直接改札への階段を降り外に出るが、外が白い。まぶしくて目が開けられない。そんな中、住宅地に向かうバスがエンジンルーバーから熱気を吐き出しながらロータリーを回ってくる。駅前のバス停には昼間なのに20人ほどがバスを待っていた。


さて、この下大利駅だが、連続立体化工事が行われている。事業主体は県、完成予定は平成26年予定なんだそうで、雑餉隈の福岡寄り、鹿児島本線との既存の立体交差からからここ下大利駅までが高架化されることになる。雑餉隈の一駅福岡寄りの井尻駅近辺だけ平面で残されることになるんだが、ここだけはまだ立体化の具体的な方向性は出ていないようだ。福岡市の予算の問題だろうか。

そして下大利駅だが、連続立体化とあわせて区画整理事業をやっていて、駅の裏側はすでに空き地が目立つようになっている。上記計画だと、まったく新しい道を引きなおす計画のようで、まったく新しい街並みになるのだろう。あわせて、西口にも新しい道路を引きなおす様で、駅前のあり方がまったく変わってしまう模様だ。むこうのほうに古びたスーパーが見えるが、このあたりまでが新・駅前広場になるのだろうか。

駅前広場を囲むように商店が密集している。夕方になると帰宅途中の飲み屋でにぎわうんだろうなあ、そんなありふれた光景だ。



ぶらぶらと上大利の方に向かって歩いてゆく。角には「千鳥屋」、いやあ、福岡の風景だ。


駅前からバス通りを山手に向かう。片側1車線の店は狭く、車も結構多い。商店はこの道にはりついている、という感じで、確かに店の前に自転車も止められないしましてや駐車場なんてなければなかなか商圏は広がらないよなあ、とか。ぱらぱらと、衣料品、食料品、生鮮とまばらに店は続いてゆく。ただ目に付いたのは薬局、健康食品、そして病院や健康関係の店がやたらとおおいということだ。統計を取ったわけではないが、明らかに多いような気がするのだ。歩いてこれる範囲の商圏で勝負しようということかなあ。


5分ほど歩くとダイエーが出てきた。周囲にそんなに広い道もないのでずいぶん唐突な現れ方だ。農協が入っているのがなんだか目新しい。

ちょっと涼んだりしてまた下大利の駅まで戻る。太陽は相変わらずじりじりと路面を照らし、そりゃ買い物行くのも涼しいところがいいよなあ、とか考えたり。
このバス通りだが、上記の区画整理事業にあわせてもう少し南の新しい通りに移るようだ。この通りの通行量も普通に考えたら減るだろう。逆に駅前はバ
スとの乗り継ぎ時の買い物が便利になるような新しい商業集積が出来たりするんだろうか。
現バス通り両側の商店も、うまくいけばチャンスのような気はするんだけれども。

・・・ということで、翌日につづく(お