6月は環境月間だったのですね.

レジ袋持参運動がすこしづつすすんでいるとはいえ、一つ二つのものを買ってもやっぱり袋に入れられる、というのは客のほうから断らないとなかなかかわらない、という状況には変わりありません.俺も鞄の中に袋が入っているのですが、それでもたまに増えてるよなあ、というのが現実です.
さて、6月は環境月間、そんな中新しい施策が出てきてました.


 6月の環境月間に合わせて、スーパーや百貨店でレジ袋削減に向けた取り組みが活発化してきた。イトーヨーカ堂は1日から横浜市旭区の若葉台店でレジ袋有料化の実証実験を開始した。1月から京都市ジャスコ東山二条店でレジ袋の有料化を行っているイオンも、同日から仙台市の仙台幸町店、11日からは京都市内3店舗と横浜市の金沢シーサイド店にも拡大し、導入店舗を6店にする。
 イトーヨーカ堂若葉台店は食品と雑貨売り場を対象にレジ袋1枚当たり5円とすることで、レジ袋の辞退率を前年度比47ポイント高い60%に高める考えだ。また、6月中は、エコバッグの購入者に20個ためると100円として利用できるエコスタンプを2個押印する。
 イトーヨーカ堂とイオンがレジ袋削減のための有料化を進める一方で、西友ダイエーはエコバッグの持参を促進する。
 西友は14日から、大手スーパー初となるレジ袋辞退につき2円を購入金額から割り引くサービスを全店で開始する。また、1枚20円のポリエチレン製エコバッグも用意し、破損や汚れたものは無料で新しいものに交換する。「交換した古いものはリサイクルして、衣料品売り場などの中袋になる」(広報室)という。 (後略)
6月02日の記事なんですが、まあ気にしない.
この記事ではさらっと書いてあるんですが、一番大きな施策は「レジ袋辞退につき2円を購入金額から割り引く」西友だと思います.

ディスカウントストアなどで、「EDLPのために価格にレジ袋代を含まないので、レジで別途販売」というのはあれど(レジ袋有料化も同じたてつけですよね)、逆にレジ袋代を差し引く、というのは初めて聞きました.2円、というとレジ袋の標準的な卸値がそんなものだと思うので(西友のレジ袋は比較的厚手なのでもう少し高い、という話も聞いたことがありますが)、西友としてはレジ袋を渡さない分を引くことでプラスマイナスゼロ、という立て付けになるのだろうと思います.容器リサイクル法に定める特定事業者としての負担がその分小さくなりますので、まあプラスといえばプラスになるんでしょうね.
 普段もレジ袋が要らないような、一つくらいの買い物に対して値引きをどうするのか、とか、既存のスタンプカードとの整合性はどうか、という意見は多々あるでしょうが、こういうやり方もあるんだなあと考えたのでした.エコバックを漫然と売るよりも繰り返し使えるバックとならんで、積極的な施策だなあと思うところです.つうか試しに使ってみたいところ.